"私の大切なお姫様に何してるの!!"
ブルアカをプレイしている先生たちがミカ・・・(限界)している理由がようやく分かってとてもすっきりした。内容も期待していた通り涙が出るぐらい面白かった。
4章は先生とヒフミたちによって撃退されたアリウススクワッドとクーデータが失敗し軟禁状態のミカのその後の物語。終盤ではブルアカ世界の秘密を紐解いていくのに必要な内容が多く含まれているように感じ読みごたえがあった。謎も増えたけど。
読み進めて気になった点を頭の整理を兼ねて羅列する。
・アリウス分校
現在のトリニティによって学校を追われその後に起きた内乱でゲマトリアのベアトリーチェに支配され軍隊のような訓練や任務を余儀なくされる過酷な学校。なぜ当時のアリウスが合併に反対したのだろう。
・アツコが狙われた理由
ベアトリーチェにロイヤルブラッドと呼ばれるアツコが儀式に必要だった理由はなんだろうか。Vol.1で黒服に神秘を恐怖に転化させられそうになったホシノとの共通点といえば生徒会長であるあるいは生徒会長になりえる生徒だということ。Vol.3の3章でアビドスの前生徒会長が死亡していることからゲマトリアは狙って生徒会長に関わる生徒を実験や儀式に利用しようとしている可能性があるのではないか。
・ゲマトリアの狙い
キヴォトスの生徒を利用し実験や儀式を行うゲマトリア。ベアトリーチェは今より高度な存在になることを目指したようだが先生とアリウスの生徒に敗北し別のゲマトリアによって回収撤退させられる。もしも高度な存在になったとしてその先キヴォトスにどんな変化が訪れるのだろうか。そもそもゲマトリアって何だろう。もっと詳しく教えてセイアちゃん。
・取り返しのつかない過去の言動に悩み苦しむミカとサオリ
エデン条約編はここが良かった・・・。
なんの打算もなくアリウスと和解したいと考える優しい女の子ミカ。大人の自分勝手な都合に利用されその願いは叶わず大切な友人も失ってしまったことで後に引けなくなってしまいより不幸な方へと転がり落ちていったこの物語の悲劇のヒロイン。似た苦しみを抱えるサオリに対して複雑な思いを吐露する痛々しいミカの姿に感極まってしまった。希望を持たせて絶望を与えるブルアカのライターには心がない(誉め言葉)と思う。一刻も早くプレイアブル化して更生のチャンスを与えるべき。
他にも
・先生は何者なのか
・大人のカードのメタ感
・神秘と恐怖が入り混じった崇高の転炉キヴォトスの秘密
・ゲマトリアの権能
・ゲマトリア最大の宿敵「色彩」
・百鬼夜行連合学院
・FOX部隊
など気になる謎は多々あるが書き疲れたのでここまで。