2021年12月27日月曜日

夏目漱石 著『こゝろ』内容を含む感想

"精神的に向上心のないものはバカだ"


未読の方は”青空文庫 こゝろ”で検索した方が幸せかも。

拙いブログで知るには勿体ない作品。


本当に面白い作品は時の流れに左右されない。こゝろもそうだった。

挿絵の1枚もない活字の並びであるのに脳裏には細やかな情景が浮かび、登場する人物の心情を汲み同調し共感し緊張を得た。全日本が熱狂した激熱ライター夏目漱石はえぐい。


以下本編感想。


・先生と私の出会い

年に2度だけぜひ行きたいと思う飲み会が開催される。(最近はこのご時世で呼ばれなくて悲しい)

自分では思いつかない物の考え方や捉え方をする年上の話を聞くことができて大変心地いい刺激を受けることができる。

きっとこの物語に登場する私も先生から刺激を受けていたんだろうと想像にやすかった。

先生は達観しているように見えるのになぜ働かず妻を連れずに墓参りを続けるのか。その謎に心が惹きつけられた。


・両親と私

後にも触れる予定のこの作品のテーマの1つ、エゴイズムが表れていたと思う。

私の就職と父の体調を中心に各々の利己的な思いがよく語られた。


・先生と遺書 語られる壮絶な先生の過去と苦悩の日々そして現在

先生が人を嫌い俗世に身を置かず生きる理由が明らかになった。

親戚の叔父のような利己的で倫理に欠ける行いをする人間を嫌う先生が、Kに対して不誠実な行いをしてしまう。

親友Kに対して不義理を行う描写は生々しく醜く描かれ居た堪れない気持ちにさせられた。


・お嬢さんと私

反物を膝の上に置いて眺めるお嬢さん

旅から帰ると態度の少し変わったお嬢さん 

「大丈夫です。本人が不承知の所へ、私があの子をやるはずがありませんから」と語る奥さん

どうしてこうなってしまったんだろうね・・・。両想いで幸せになりきれないのは効く。


・お嬢さんの心持

お嬢さんが先生に対して笑ったのは好きな相手に特別心配,嫉妬されることに心地よさを感じていたように見えるような・・・。これもまたエゴ。


・作品テーマは人間の"エゴイズム"と"倫理観"

先生を恋い慕い先生の考え方の根底を作った過去を知ろうとする私のエゴ。

私の就職について口を出す両親のエゴ。

先生からの返事が欲しい私のエゴ。

母の面倒を弟に見させようとする兄のエゴ。

いつ危篤に陥ってもおかしくない父を置いて東京に戻る私のエゴ。

お嬢さんと私の距離を縮めようとする奥さんのエゴ。

Kの気持ちを知りながら自分のためにKの恋の道を塞ぐ私のエゴ。

私がきっかけで自殺してしまったかもしれないことを外に漏らさない先生のエゴ。

手紙を最後の心残りとし思い残すことを無くしてこの世を去ろうとする先生のエゴ。

など


・平生はみんな善人、ある時に悪人に変わる。そのきっかけはお金,そして愛。

・こゝろを読んで得た教訓。誰もが自分の立ち位置で優先するものが変わる。

2021年7月19日月曜日

『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』回想を全部見た感想 ネタバレ有

 ずっとおもちゃにしていいよ・・・?


AliceSoftの『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』を菊千代エンドでクリアし一通りのえっち回想シーンを回収し終えました。現在は2000万円集め(1敗)中。たぶんまた5日かかる・・・。


とにかくえろい。

魚介 is GOD。ダイスころがし is GOD。


イラストに関しては、全体的にロリっぽいルックスだったのでロリコンさんや小さくて可愛いものが好きな人には刺さる。

自分は別段好みというわけではなかったけど、いかんせん肌の肉感とテカり、そして後述する展開が〇。

また1シーン中の差分の使い方が上手く、差分でありながら表情や仕草で動きを感じてえろかった。


シナリオに関しては、回想シーンのほとんどは犯される側が犯す側に委ね蕩け喘ぎ気持ちよさに溺れ快楽の渦に呑み込まれるもので楽しめた。和姦は大枠ソフトだけど内容はハードで良かった。

一方強姦の方は概ね好みだが、一部ヒロインが可哀そうに感じるものもあり、自分の感性ではまだ楽しむことができない回想もあった。

腹パン、首絞め、トイレ沈め、機械姦、薬物じたいは問題ないけどね。被害者が無くなったり快楽に堕ちないものは今はまだ苦しい・・・。


回想に入る前と終わる前に"…"でこれから回想シーンがありますと示してくれる親切設計も〇。



最後に各ヒロインの感想。

・ポルノ

演技派ポルノ女優。

媚薬にヤられて快楽を求めるフリ、主人公クマの腰振りに感じたフリ、早漏いじりの言葉攻めなどが良かった。

担当声優の東シヅさんの緩急のついたえろいセリフの言い方も良かった。


・キラキラ

えっちな処女ビッチ。

プリクラえっちの機械の誘導音声で笑った。


・メディコ

元清純派な淫乱看護婦。

援助交際撮影ごっこが良かった。


・菊千代

気高き女剣士。

イラストレイターいわく「このサムライはボッコボコにしたあとレイプが似合うように設計されている」

確かに似合う。

和姦がアブノーマル(他もたいがいだけど)で好み。

強姦も概ね好み。


・アンテナ

天才ロリハッカー。

この可愛いは抜けない。

VRエッチ中に機器の不具合で身体がローポリになってマイ〇ラみたいな見た目でえっちするシーンは笑った。マ〇クラを今ちょうどやってるからタイムリー。


・アリス

天真爛漫なスナイパー。

この可愛いは抜けない。

微笑ましく眺めた。


・ミストレス

誘い受けのミステリアスビューティー。

誘い受けは、いいぞ。


・シオン

色香むんむんお姉さん。

ジョーカーそこ変わって。

あ、でも搾されるのは情けなくてやだな・・・。前言撤回。

2021年5月26日水曜日

『月に寄りそう乙女の作法』総評

"桜小路を陽が照らす"
"ありがとうございますお優しいルナ様"


『月に寄りそう乙女の作法』
点数:66点

(1)シナリオ:14/30点
・あらすじ
日本の財界を代表する華麗なる一族大蔵家に妾の子として生を受けた主人公"大蔵遊星"。生まれ故に大蔵家からは疎ましく思われ籠の中の鳥として人並みの夢や希望とは無縁の暮らしを余儀なくされる。

生きる希望を与えてくれた尊敬するデザイナーの"ジャン・ピエール・スタンレー"が理事長を務める服飾専修機関「フィリア女学院」が日本に創立されるにあたり、どうしてもジャンの学校で服飾を学びたい遊星は名もなき庶民"小倉朝日"と身分を偽り、頭脳明晰だが性格に難がある女の子"桜小路ルナ"に仕えるメイドとして、彼女の住まう桜屋敷で働きながら学園に潜入することになる。

桜屋敷ではルナに縁のある個性的なお嬢様方、お嬢様付きの従者たちが遊星(=朝日)の生活を引っ掻き回す。

果たして彼(=彼女)は素性を偽ったまま、屋敷と学園の二重生活を無事にすごすことができるのか。

あらすじここまで。

・良かった点
りそなをいじめから救うために家族との約束を破り屋根裏部屋から抜け出し"女の子を泣かせていいのは結婚式の時だけ"と言う遊星。好き。

良くしてくれるお嬢様方に対して性別を偽り続けなければいけないことに罪の意識を感じるが、それでもジャンの学校で学ぶことを優先する所に遊星の意思の強さが感じられた。

朝日とルナがいちゃつくシーンはどれも良かった。熱い愛の言葉送り合い。
朝日とルナの距離が近付いていく様は素晴らしい。

衣遠が登場するシーンは緊張感があった。

全体的にギャグシーンが面白い。

章のタイトルが秀逸。もっと主張してもいいくらいだと思った。

・気になった点
遊星とルナが共に抱えるそれぞれの家族の問題にもっと触れて欲しかった。

ジャンと遊星の絡みがもっと欲しかった。

衣遠と遊星の母親の間に何があったのか描いて欲しかった。これについては月に寄
りそう乙女の作法0に期待。

BADエンドで朝日がいなくなった後の桜屋敷の描写が欲しかった。

冒頭の強盗のシーンでなぜ衣遠とジャンが遊星を救うことができたのか説明が欲しかった。

全ての個別√において男バレしたあとの瑞穂が思いの外寛容だった。


・本作に期待していた展開

1.女装がバレた後の周囲の反応:〇
遊星が積み上げた徳の賜物だと思うしかなかった。もう少し描写が欲しい。
男嫌いの瑞穂とその従者北斗はもっと拒絶するものだと思っていたので解釈違い。
ルナ√は良かったのでトータルで〇。

2.遊星がルナに仕えることを幸せだと自覚するか:〇
ルナ√で主従関係を望む場合は良かったので〇。
他√触れられなかったのが残念だが仕方ない気もする。

3.遊星と各ヒロインが抱える家族の問題にスポットが当たるか:△
遊星:衣遠との絡みに緊張感があるのは良かったが、衣遠の遊星に対する言動の意図が不明瞭。衣遠の弁から遊星に怒りを感じていたことは分かったが理由は描かれず。掘り下げて欲しかった。衣遠に散々な目に合わせられるが最後まで反抗しない所か感謝しているのは理解できず。

ルナ:両親との確執について進展しないまま終わってしまったのが残念。口では吹っ切れているように語るが実際は気にしてクワルツ賞を辞退したり、盗作問題で動揺することからルナは本当は両親と距離を縮めたいのではないかと思ったが本編では描かれずafterは中途半端で物足りなかった。

ユーシェ:ユーシェに男を触れさせてはいけないとはなんだったのか。大蔵家のネームパワーで簡単に交際が認められてしまった印象。

瑞穂:他3人に比べると良かった気がする。特出して言うことはなし。

湊:湊家が追い込まれる理由がしょうもなく感じられてしまい楽しめず。

4.遊星の夢の行方→△
生きる希望を与えてくれたはずのジャンとの絡みがほとんどない。
ジャンが遊星にどのような思いを抱いているのか不明瞭。
プロローグが面白く感じ先の展開に期待していただけに残念。
ルナ、ユーシェ√ではパタンナーとして服飾の道をまっすぐ歩むが、瑞穂、湊√では服飾以外の道へ寄り道をする。服飾よりも彼女を大切にしたいということだと受け取ったがハッキリとその意思を伝える強いシーンが欲しかった。

(2)キャラクター:15/20
・良かった点
遊星、ルナ、衣遠、りそな、七愛がお気に入り。
遊星→健気で可愛い、やる時はやる、一家に一人欲しいハイスペックメイド
ルナ→S気のある達観美少女、カリスマ
衣遠→ハイパーブラコンツンデレお兄様
りそな→ウルトラブラコン妹
七愛→愛が重い、思考が穏やかじゃない、殺意の全てを隠さずぶつける

・気になった点
ユーシェの瑞穂に対するデブいじりが多く酷い。2人の従者をケンカさせたい意図は分かるけど回数が多すぎる。

(3)音楽:15/20
・良かった点
DESIREは今でもヘビーローテション。
主要人物のテーマもキャラクターの性格を反映したような曲調で好み。
オープニングムービーのワクワク感〇。

気に入ったBGMは以下。
乙女理論とその周辺
放課後キャットウォーク
令嬢疾駆
桜小路を陽が照らす
月見桜

(4)キャラクターボイス:8/10
・良かった点
主人公にボイスがついている。
卯衣さんの落ち着いた声。
月乃和留都さんの朝日と遊星の演じ分け。

(5)回想シーン:7/10
・良かった点
ルナのギャップ。
朝日の合意の下で行われる羞恥プレイ。

(6)演出:7/10
・良かった点
会話の最中でキャラクターの表情が細かく変化する。
ヒロインによるシステムボイス。

総評
良くも悪くもキャラゲーという印象。
ルナの性格が気に入るならまず楽しめると思う。
遊星とルナが特に魅力で彼らが絡むシーンは比較的面白い。
好みは主従√。
彼ら以外のシーンが良くなかったかというとそういうわけではないけれど、ルナ√は気合いを入れて作られてるように感じる。次点で良かったのはユーシェ√。
大泣きしたシーンはなかったが、ジーンとするシーンはある。
主人公がヒロインに犯されるシーンが回想シーンの中では一番良かった。
各ヒロインの家庭の問題の掘り下げを期待していたが大蔵の威光が強くて思っていたよりもあっさり。
でもルナ様が最高に可愛いのでOKです。トータルとしては楽しめました。

エロゲー評価基準 Ver.1.2

前置き

このブログでおこなうエロゲの総評、点数、評価は全て個人の感想であり他のエロゲーマーの考えを否定したり作品やブランドを貶める意図はありません。


エロゲ評価基準

(1)シナリオ(30点)

世界観

哲学

言葉選び

伏線(回収)

感情の揺さぶり

など


期待する展開の評価

☆:想像以上 大満足
◎:満足
〇:概ね満足
△:いまいち 
✕:該当する展開なし

(2)キャラクター(20点)

見た目

性格

言動

関係性

など


(3)音楽(20点)

挿入歌

BGM

OP,ED

など


(4)キャラクターボイス(10点)

出演声優

演技力

など


(5)回想シーン(10点)

エロさ

面白さ

など


(6)演出(10点)

アイキャッチ

立ち絵差分

遊び心

など


上記(1)~(6)までを合計した点数100点を最大とし、上記に当てはまらないがどうしても加点したい項目があった場合は5点を上限に加点する。

『月に寄りそう乙女の作法』ルナ√感想 ネタバレ有

 ありがとうございますお優しいルナ様。


・朝日とルナ様のファーストキス

不純な関係を望まない。だから朝日に目を瞑らせて何が起きたか分からなければ何も起きていないのと同義だとするめちゃくちゃな理論でイチャイチャする2人。最高。


・フィリア・クリスマス・コレクション

演出はとても良かった。

他の3人を先にプレイしていたので未だ使われていない挿入歌のSHINY MOONがルナ√で流れることは分かっていたけれど予測可能回避不可能の感動があった。

遊星くんよかったね。


・ラストの回想シーン

2パターン。

対等な関係ではほどよくエロい普段とは違った顔を見せるルナ様が良かった。

主従関係では朝日ちゃんの羞恥プレイ。よく笑った。搾乳プレイ好き。絞られてたのは乳じゃないけどね。


本編を終えて、ルナ√では遊星とルナそれぞれが抱える厄介な家庭の問題を掘り下げないのかと残念な気持ちでエンドロールを眺めていたけれどアフターで触れてきたので救われた。やったぜ。


・衣遠について

アフターの半分弱は衣遠の補足だったんじゃないかな。

傍若無人で我が道を行く性格であるが嫌いになれない人物だった。

彼は自分の目的のために手段を選ばない。故に信念があり人として軸がしっかりしているように見えて魅力的だった。

遊星の実力を認めてからは過去の非礼を詫び、対等な立場だと敬意を示す意外な柔軟性もある。

遊星に対して並々ならぬ想いを持った超ブラコン。シスコンも?

味方についた時の頼もしさよ。


・観桜会

ルナアフターの一番の見所だと思います。

門を閉ざしお引き取りを願う桜小路の本家に対して立ち向かった遊星くんは良かった。

愛する人を想い行動する遊星くんがかっこいい。

ルナが悪目立ちすることを恐れた両親だったが、実際にルナの容姿を気にしていたのは両親だけだったというオチ。正直あまりすっきりした展開ではなかったけどルナたちに対する風当たりは今までより弱くなっていくのかな。続きでその辺りがちょっとでも語られれば嬉しい。


・回想シーン

ルナのシーンは可憐で可愛いしか言えないロボットになってた。

朝日の方はアブノーマルで刺さる人にはぶっ刺さると思います。可哀そうは可愛い。

2021年5月18日火曜日

『アクタージュ』全12巻(未完)の感想・乙

2部構成の感想です。こちらではアクタージュに対する愚痴想いになります。


1つ巻を読み終える度に感じるのは内容の面白さによる高揚と完結することのない作品になってしまった悲しみ。

羅刹女という舞台で対決中の夜凪景と桃城千世子の結末がどうなるのか、黒山墨字は夜凪景を育ててどんな映画を作りたかったのか、メソッド演技を危険視し役者の幸せを考えるスターズの社長星アリサの過去になにがあったのか興味があった。
2022年に上映が予定されていた舞台「アクタージュact-age~銀河鉄道の夜~」。
メソッド演技で迫真の芝居をする夜凪景を演じられる役者がいるなら見てみたいと思った。

そんな作品でした。

『アクタージュ』全12巻(未完)の感想・甲 ネタバレ有

2部構成の感想です。こちらではネタバレを含む作品の内容に関する感想になります。


12巻まで読んだ感想として、ずっと面白かったです。

シナリオをざっくりまとめると、メソッド演技(役柄を演じるために感情と呼応する自らの過去を追体験する演技法)という諸刃の刃で非凡な才能を発揮する主人公の夜凪景が、さまざまな人と出会い役者として、人として成長していく話です。

専門的な知識を持ち合わせていなくとも、登場するキャラクターの表情やセリフから練度の高い芝居をしていると思わせる丁寧な描写があり知識のなさは全く気になりませんでした。感覚としては囲碁を知らなくても楽しめるヒカルの碁みたいな面白さを感じます。題材は役者、演技ですがメインで描かれているのは主人公を軸にしたヒューマンドラマで万人受けしやすい内容だと思います。

作品通して魅力に感じたのは作中のお芝居の内容が夜凪景(たち)が今まさに体験しているリアルの事情と関連してることでした。お芝居でありながらお芝居でない、リアルと演技が混ざり合っていて説得力が凄かったです。(語彙力の喪失)


主人公に限らず魅力的なキャラクターの多い作品でした。

・心を壊したことで変わってしまった元女優の社長星アリサ。

・1本の映画のために70億人からたった一人を探す映画監督黒山墨字。

・主人公と対極的な計算された言動で観客を魅了するスターズの天使桃城千世子。

・主人公と似た演技を行う独特な感性を持つ舞台役者明神阿良也。

・自らの死の体感を語ることで演出する演劇界の重鎮巌裕次郎。

・羅刹女の感情の底上げに爆弾を投下する小説家山之上花子。


特に印象に残ったシーンを1つあげるなら10巻のsence88.俺の定義の夜凪景の羅刹女は感情を強く揺さぶられました。ああ、夜凪景のことが好きになってるなって思いました。

仕事の昼休憩に読むものじゃなかったと涙目になりながら思ったのは今から8時間前のこと。

2021年5月6日木曜日

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』感想 ネタバレ有

以下見てすぐに感じたことのメモ。難しいことは考察する人におまかせ。


・やりたいこと好きにやってんな?でも面白かったからあまり気にならないよ。

・冒頭東宝の文字のバックで波がザパーンするシーンで歌うマリ。異質な始まり方に驚いた。

・分からないを連発して質問しまくる綾波レイ。おまかわ。愛嬌◎。

・新劇ではアスカがレイと同じ人造の存在になっている。悲しい・・・。

・シンジに対して複雑な感情を抱きながらも命を救ってくれたことに感謝するのが温かかった。

・エヴァでありながら旧劇とは異なる結末を描いたエヴァ。庵野総監督にしか描けないエヴァ。

・旧劇のイマジナリーで救済されたのはシンジ。新劇ではリアルでシンジ、イマジナリーでゲンドウ、アスカ、カヲル、レイが救済された。アスカに救いをくれてありがとうシンジくん(庵野総監督)。

・EDで流れたBeautiful Worldはゲンドウを想いながら聴くと熱い。

・エヴァと使徒に関する概念を劇から排除する演出は庵野監督のエヴァの終わりを意味しているように受け取った。ついこの間続編が決まったことで話題の円環の理うんぬんのウェヒヒさんをちょっと思い出した。

・作中に登場する人物の何人かはメタな視点を確実に持っている。ゼーレ、加持リョウジ、カヲルなど。

・作中通して大切な人を守る時に行動できるシンジがかっこよくて好きだった。

・素直な苛立ちをそのままぶつけるシンジに対して面倒見の良いアスカが好きだった。

・物事を徐々に知るうちに人間味が出て可愛らしくなるレイが好きだった。

・シンジくんを幸せにすることで自己を救おうとしたカヲルくんが好きだった。

・ミステリアスでおっぱいが大きいいい女のマリが好きだった。

2021年3月23日火曜日

『ウマ娘』アニメ2期2話まで見てスズカについて思うこと

ウマ娘におけるスズカは史実を捻じ曲げた存在であり希望なんだなって思いました。

ただこれだけが言いたかった。

・・・けどせっかくだからもう少しだけアニメの感想を述べます。


2話まで見たけどどちらも熱くていい話でした・・・。

1話前半のきゃわわわわわわな展開から2話までの展開は落差が大きくて心が揺さぶられました。ウイポのイベントやwikiで史実を見てるからトウカイテイオーの身に何が起こるのか予想できてしまうから気分が重たかった。


今のところアニメウマ娘で1番好きなキャラクターはトレーナーです。

ここ最近支える存在に弱いんだ・・・。

2021年2月21日日曜日

『げんしけん』21巻感想 ネタバレ有

 ”月がきれいですね” を ”愛している”

と訳した夏目漱石の話。

どうして月の綺麗さが告白になるのか分からなかったけど、

夏目漱石が伝えたかったのはシャレた告白の仕方ではないらしい。

塾講師時代の生徒が

"I LOVE YOU" を "我、君を愛す"

と訳したのに対して日本人はそんな直接的な表現をしないとし

"I LOVE YOU" を "月がきれいですね"

とでも訳しないと教えたのが有力な話らしい。

つまり伝えたかったことは日本人の直接的な表現を避ける奥ゆかしさなんだろうな。



ハーレム否定←分かる

2年しか会えないから付き合えない←分かる

咲の影がちらつくから付き合えない←分かる

ジェンダー問題で苦しませたくないから付き合えない←分かる

荻上との百合がみたいから付き合えない←???


班目ェ・・・。

最後くらいはビシッと決めて欲しかった。

ヘタレ好きだけど。


高坂と咲が優しくて本当に救われている人だと思う。

班目のためにOBの飲み会に参加するのは班目のことが大切だからなんだと伝わる。


”月が綺麗ですね”

”手ガ届カナイ所ニアルモンネ”


シチュエーションとして最高だった。

本編ではこの後班目主導の告白になる。良かった。

でももしスーがセリフを続けて

”デモ私ニハ手が届クヨ”

って言っていたら100点満点のぶっ刺さりだった。


”ヤツハ トンデモナイ モノヲ 盗ンデ イキマシタ”

って照れ隠しでスーは言うけれど、

班目の心を盗んだのはスーの方だし、荻上のパンツもスーが盗んでいるよね。

おめでとう。



げんしけん面白かった。

前半は主に男性向けのオタク話と羞恥心が良くて、

後半は金髪ロリ貧乳オタク留学生、可愛すぎる女装男子、イケメンショタ好き妹などキャラの濃いメンバーが繰り広げる日常が良かった。

ありがとうげんしけん。

2021年2月17日水曜日

『げんしけん』班目ハーレムの印象 ネタバレ有

世の中には3種類のオタクがいる。

 1つ、推しに恋するオタク 
 1つ、推しの恋に恋するオタク 
 1つ、推しに恋したり恋に恋するオタクを眺めるのが好きなオタク 
 そしてそれ以外だ(お約束)


 班目のことが好きで真面目にカップリングを考えてしまったので各々の印象を投稿します。 

 ・アンジェラ
不憫萌え
年に2回しか会う機会が無いので不利
通訳がないと会話できないのも厳しい
班目とスーが幸せなら問題ないと考えているように感じる
理由は、班目のことが気に入っているようだけど恋しているようには見えなかったり、班目ハーレムのメンバーを動かすためにアクションを起こしているから。
実際好きだけど恋愛感情ではないんじゃない。

 ・スー
イマハコレガセイイッパイって感じ
でも班目もいっぱいいっぱいだからスーから動かないと進展しない
咲にイラズラのキスを見られたことが意識するきっかけになっているので、
咲が絡んでくるとスーの物語が動きそう。

・波戸くん
こんなに可愛い子が女の子のはずがなかった
ハーレムメンバーの中で最も積極的に好意を行動で示しているように感じて好印象
だけど性別の壁は高く厚い
班目に波戸くんと生活するだけの甲斐性がかなり疑問
波戸くんが班目を歪めてしまえばあるいはだけどそれも難しそう
人生を共にする上で血縁者などに理解してもらえるのか、 理解が得られなくても生活していく自信や度胸が2人にあるのかを考えるとうーん・・・。
 20巻で波戸くんが触れてくれた。最高。

・笹原妹
興味が薄いので印象があんまりない。
性格は比較的咲っぽいから好みではあるんだと思う。

・班目
班目ェ・・・。
好きになってくれる人と付き合いたい
と思っていたら何もしていないのに同時に4人に好かれてキャパオーバー
これなんてエロゲ?
どんな時でも期待を裏切らないヘタレの先輩。
でもそこが魅力。
でも幸せな道を行って欲しい。
でも20巻まで読んで結論が出ないとは思わなかった。さすが班目、格が違った。
最終巻の21巻でヘタレながらも1人を決める班目が見られると信じてる。

2021年2月1日月曜日

’21年1月RFA記録

第1回RFAは本当に効果があるの~?中間報告会。
だいたい週休2日までを意識して20~30分を目安にお腹周りの運動をメインで続けた結果が上の表です。

効果があるかと言われれば・・・なくはない。

数字的にはだいぶアレだけど腹筋回りの見た目が徐々に変化してます。

思うに無酸素運動で筋肉がついている分体重に大きな変化がないんじゃないのかな。

2月はお腹周りの運動を継続しつつジョギングの割合を増やす予定。以上。

2021年1月24日日曜日

『月に寄りそう乙女の作法』ルナ√感想①

ルナ√盗作の件から男の子オブリージュまで。ネタバレ有りの簡単な感想。


・盗作問題

自分のためにルナ様が退学することを嫌う遊星。

お互いの関係を従者ではなく、共に生きるパートナーとして信頼を寄せるルナ様。

ルナ様のもとを離れることを決断する遊星。

お互いを想い合うからこそのすれ違い。

と思ったら遊星に考えがある様子。騙された。


「愛してください」という遊星の言葉に激情を露にする衣遠。僅かに頬を染めてたけどそんな描写は今までない。目下に見ていた遊星に本心を突かれて焦ったのでは・・・?


あまりにも健気な妹りそな。可愛い。


・衣装制作

遊星くんに贔屓目をしてる自覚があるけど北斗の怒りはもっとも。

戦士やら誇りやらは北斗の価値観でよく分からないけどね。遊星くんは戦士ではない。

女装問題の最大のハードルはどの√でも男嫌いの瑞穂だと思ってた。


朝日が日々積み上げてきた誠実さや実績がルナ様だけでなく桜屋敷のメイド全員の信頼に結びついていることが発覚。視界がぼやける。八千代さんは強い・・・。


現実的な話を遊星くんに叩きつけるサーシャ。

厳しく残酷なことを言っているけど内容は正しい。

衣装制作が間に合わない場合、彼女らとの関係に致命的なダメージが残ることになる。

遊星くんにその覚悟があるのか、と。

「やります。最後まであきらめません」

どこかの鬼の妹を連れた男と違って決断が早い遊星くん。判断が早い。


ルナ様のため、そして再び彼女らの笑顔を取り戻すために無理を重ねて衣装を作る遊星くんが痛々しい。衣装制作で3日連続の徹夜。


度々遊星くんの亡き母へ送る世界一純情な語りが入る。

今の遊星くんを突き動かす理由がそこにあって熱い。

1番印象に残るセリフは ”僕はいまルナ様に会いたい!”


ひと月ぶりに再開したルナ様の声色が今までにない優しいものになっていた。

寂しさ、緊張、やりきれない思い、かけがえのない存在に対する愛おしさなどがあったのかもしれない。


・回想シーン

ルナ様の回想シーンだけ他のヒロインに比べてCGが多くて力の入りようがうかがえた。

ベッドに横たわり頬を染めるルナ様が可愛い。

SEXシーンってストーリー的に深い意味が無くて「あっ、あん・・・あっ、んん・・・、んっ!、はぁ」って喘ぐばかりで面白くないことが多いけどルナ様と遊星くんの場合は比較的良かった。笑える会話有り。

印象に残るセリフは 「君は今までぼっきをしたことがあるのか?」

          「彼女は誰にも渡さない。超好き。愛してる」


尊敬と憧れの対象として好きになった人を性的な目で見ることができない遊星くんの言い分がよく分かる。


遊星くんのちんちんをぼっきさせるために携帯でオカズを探すルナ様。

携帯のSEにピッピッというボタンを押下した時の電子音が使われていて時代を感じる。


衣装合わせは微調整が必要ないほどにルナ様の身体に合っていた。

どこかの五つ子を見分けるのと同じで愛のなせるわざ。


挿入シーンの1枚絵で朝日ちゃんの顔とちんちんとルナ様が描かれていたのは嬉しい。女装ものでしかありえない状態。アブノーマル。艶めかしい姿より恥ずかしがっている姿を見ることができる点で評価が高い。


コンドームはしないけど外出しをするシーンで笑ってしまうのは私だけでしょうか。

3大細かいことを気にしてはいけないエロゲのエッチシーン

コンドーム 精液の量 近親相姦


ピロトークでキザなセリフを億面なく言ってしまう遊星くん、そういう所好き。


・フィリアクリスマスコレクション

共通√でヒロインと初めに出会った場所を通る中で彼女たちに思いを馳せる遊星くん。

もうこれがグランド√でいいんじゃないかって勝手に思った。


ルナ様のウォーキング。

演出に一際力が入っていたと思う。かなり良かった。

ルナ様が輝いていたよ。


挿入歌SHINY MOONが流れるのは予想はしてた。週5でサントラを聞いていたのと他ヒロインの√を終わらせていたのでルナ様専用の曲なのでは・・・と胸を躍らせていた(1年前)。


頭につけられた花のアクセサリー、月下美人の花言葉はただ一度だけ会いたい。ひゅー。


・フィリアクリスマスコレクションのアフタートーク

全部衣遠の筋書き通りだったような気もする。

6月に朝日=遊星と気づいて泳がせていたのはなぜか。

クワルツ賞に出した衣装のパタンナーが遊星だと気づきその時点で才能を感じていたからなのでは。

フィリコレの衣装に関しても衣装制作をしている報告は監視の黒服からされていただろうし知っていてもおかしくないように感じる。


・男の子オブリージュ

オブリージュの意味は強いる、義務付ける、余儀なくさせる。

つまり、この先の展開に遊星を望むか朝日を望むのか選択する義務をプレイヤーに伴わせたってことですね。面白い。

個人的に好みな朝日ちゃんを後に回して先に遊星くんから楽しむことにする。



キリがいいので今回はここまで。

2021年1月20日水曜日

『五等分の花嫁』印象に残るシーン

まだ五等分の花嫁を読んでない人には教えたくない簡単な感想。



【3巻 第22話 おまじない】

四葉 告白(嘘)

実は告白1番目って四葉。

嘘って言って誤魔化したけど可愛くて惹かれた。

裏の顔があるんじゃないかと思い始めたけど天然でした。


【4巻 第28話 結びの伝説 2日目④】

一花 ビービー

恋に落ちる音がした。可愛い。


【6巻 第50話 七つのさよなら】

風太郎 過去の思い出より今ある関係を選ぶシーン

過去より今の関係を大切にする風太郎に惹かれる。

この時点から零奈が誰でもよくなったように見える。


【7巻 第51話 初の春】

四葉 クリーム付いてますよ

最強の天然。


【7巻 第59話 最後の試験が二乃の場合】

二乃 告白

二乃は読み進めるほど魅力的な面が見えてくるように作者が趣向を凝らした女の子。まんまと掌で転がされました。


【8巻 第60話 攻略開始】

二乃 告白(2回目)

真っ直ぐな女の子も最強。


【10巻 第81話 シスターズウォー四回戦】

風太郎 何かを選ぶ時は何かを選ばない時 いつか決めなくちゃいけない日がくる

なあなあな関係を良しとしない発言。

風太郎(と作者)は選ばれない人のこときちんと考えていることが伝わって痺れた。風太郎をより魅力的に感じたエピソード。

この時点でハーレムENDと予想していたから、春場ねぎによってまだ見ぬ納得のハーレムENDが見られるのではないかと期待してた。

でも11巻でハーレムはないと思わされた。予想はハズレ。


【10巻 第86話 シスターズウォーエキシビジョンマッチ】

一花 キス 全部嘘だよ(嘘)

嘘じゃないんだよなぁ・・・。しんどい。


【11巻 第90話 私とある男子②】

四葉 独白

寂しさと悲しさと切なさでいっぱい。


【12巻 第101話~13巻 第112話まで五つ子】

五つ子 それぞれの場合

濃厚な場面の連続。五等分の見所。


【12巻 第104話 最後の祭りが二乃の場合②】

中野マルオ マルオと零奈

五等分を読んでいて泣いた場面。

マルオの心情をあれこれ想像してたら感極まってしまった。


【13巻 第108話 最後の祭りが四葉の場合②】

四葉 もう心配いりません(嘘)

四葉だけ後ろ向きな行動をとっていて辛かった。


【第14巻 第114話 最後の祭りが風太郎の場合②】

四葉 告白の返事

全四葉ファンが待ち望んだ四葉の告白。

素直で嘘をつかない四葉が最高だよ。


【第14巻 第116話 五時間一部屋】

三玖 私は私を好きになれたんだ

三玖は五つ子の中で1番精神的に成長を遂げたと思う。


【第14巻 最終話 五等分の花嫁】

風太郎 夢

春場ねぎ先生の優しさを感じる。